夏休みポスター時短テク5選【中学生向け】
現役美術教師です!夏休みのポスターに悩む中学生のみなさんに、ポスターを早く描く時短テクを5つご紹介します!
夏休みは長いけど、宿題は早く終わらせて、できれば自由な時間を楽しみたいですよね。
夏は部活で忙しすぎる~!塾で忙しいよ~!そんなあなたにぜひ読んでもらいたい記事になっています。
今回はクオリティを下げることなく効果的にできる時短テクを現役美術教師が5選紹介したいと思います。
普段は美術部だけに伝授している方法ですので、みなさんラッキーですね(笑)
ポスターの基本的な書き方
ポスターの基本的な描き方は、構想を練るためにアイデアスケッチをします。良いポスターになるかどうかはアイデアスケッチで大体決まります。
応募しようと思っているポスターの募集要項を必ず読み、ポスターのねらいや規定などを確認しましょう。
次に画用紙に下描きをしていきますが、文字を入れる場合は文字のレタリングも一緒にしていきます。
そして、ポスターカラー、アクリル絵の具、水彩絵の具を使って色を塗っていきます。
大体のポスターは画材自由のことが多いです。
たまに貼り付けNGの場合があります。(貼り絵、ちぎり絵などができない)
ポスターの描き方は詳しくはコチラにまとめてありますので、よかったらご覧ください。
ポスター時短テク5選
なるべく早くポスターを終わらせたいけど、クオリティ求めたい!
そんなときにおすすめの時短テクです。
時短テク5選
- 水彩画の技法を使う
- レタリングをプリントアウトする
- 後ろから順番に塗る
- 油性マジックを使う
- アイデアスケッチで配色計画もイメージしておく
それでは詳しくは項目ごとに説明していきたいと思います。
水彩画の技法を使う
あなたはポスターは何の画材で塗りますか?
ポスターカラー?アクリル絵の具それとも水彩絵の具?
一般的に多いのは、美術の授業で習った「ポスターカラー」で均一に面を塗る方法だと思います。
ポスターカラーのデメリット
- 作りたい色のイメージがないと絵の具を大量に浪費する可能性あり
- 絵の具を均一に混ぜたり作ったりする作業が意外と時間がかかる
ポスターカラーのメリット
- はっきりとして目立つし、すっきりと洗練された印象
- 上から塗りつぶすことができる
ポスターカラーで均一に色を塗る場合、色を明るくするには白を入れます。
水彩画の場合は水を入れて明暗を表現しますが、白を入れるのと水を入れて明暗を表現するのではどちらが早いのか。
それは水で薄めた方が色の伸びがよく早く色を塗ることができます。
ポスターカラーでもアクリル絵の具でも水彩絵の具でもOK。
水彩画の技法のにじみ、ぼかし、重色、点描、ドライブラシあたりを使えばかなり表現力豊かなポスターに仕上がると思います。
レタリングをプリントアウトする
美術の教科書にも資料集にも必ず「文字のレタリング」のページはあります。
もしまだ習っていなかったら探してみてください。
文字のレタリングは1文字描くだけで、15分くらいはかかります。
ですが、プリントアウトしてそれを転写(トレース)しても別にいいんです。
「愛鳥週間」などの文字数が少ない場合はいいですが、大体は自分で標語を決めてレタリングするので、この作業は実はすごく時間がかかるんですよね。
WordがなかったらGoogleドキュメントなどを使うのがおすすめです。
意外と知らない!簡単にトレースできる方法
- 標語を印刷する
- 印刷した紙の裏を鉛筆で黒く塗る
- 標語をうつしたい箇所に置き、できればマスキングテープで固定する
- 文字の輪郭をなぞる
後ろから順番に塗る
好きなところから塗ってくださいで問題ないんですが、「効率よく塗る」となると話は別です。
例えば文字を最初に塗ってしまった場合は大変で、その文字を避けながら常に塗らないといけなくなります。
基本的に効率よく絵を描く場合は、後ろ(背景)から塗り、どんどん修正しながら塗りつぶしていくのが最も効率がよい方法です。
油性マジックを使う
線ってどうしてもはみ出してしまいますよね。
修正しようとするとどんどん変になるし…。
そんなときは、気にせず塗り進めましょう!
全て塗り終わったら輪郭線を油性マジックでぐりっと塗ってしまえば、はみ出したところなんて、気にならなくなります。
輪郭線を描くことで絵がはっきりする効果もまります。
アイデアスケッチで配色計画もイメージしておく
実は「急がば回れ」だと思います。
アイデアの段階でほとんど描くもの、配色が決まっていたら、途中修正しなくても済みます。
途中で直すのはものすごい大変です。
計画通りにすべて進めるように決めておきましょう。
色の1つ1つまで決めるとさすがに時間がかかるので、例えば「優しい色にしたいな」「強いイメージの配色にしたいな」など色に関しては大体でOKだと思います。
全体のバランスを見てあえて保留にしておくのも手法の1つだと思います。
まとめ
夏休みのポスターは構想の段階での準備を大事にすれば途中で修正することが減ります。
大幅な色の変更はできるだけ、ないようにしたいですね。
今回ご紹介したポスターの時短テクを使ったから作品として評価が下がるかというと全くそんなことはありません。
むしろ他の人と違う表現方法だった場合目に留まる可能性もあります。
今回紹介した時短テクを使って実際に入賞した中学生はいます。
手は抜けるところは抜いて、自分がこだわりたい部分はしっかりこだわれば、満足のいく夏休みのポスターに仕上がるかもしれませんね。
中学校生活で夏休みはたった3回しかないんですよね。
3年生になると受験勉強で忙しいし。
中学生って結構忙しいんですよね。
ぜひ今回の時短テクを使って素敵な夏休みにしてください。
それでは「夏休みポスター時短テク5選【中学生向け】」はここまで!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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