中3【美術】自画像の描き方!「自分を見つめて」どう表現する?
「中3で自画像描くけど、描き方がわからない!」
そんな中学生のみなさんにぜひとも読んでもらいたい内容になっています。
公立中学美術教師10年の私が、中学生のみなさんに丁寧に美術の内容を解説します!
自画像は題材の中でも、とても難しい内容です。
読むだけで、描き方の見通しが持てるだけでなく、授業では扱いきれない部分まで丁寧に自画像の解説をしています。
中学生…特に中3のみなさんは進路のこともあり必死に努力していると思います。
そんな中3や自画像で苦労している中学生の力にきっとなってくれると思います。
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中3【美術】自画像の描き方!
中学美術で「自画像」を扱うことはとても多いです。
私も毎年中学3年生の2学期に扱うことが多く、受験生の3年生は頭を抱えている光景を目にします。
物でも、風景でもなく、顔…しかも自分の顔なんて…
苦手意識を抱く生徒さんが多い印象です。
実際、人の顔を描くのをとても難しいです。
なぜなら、植物の葉が1枚や2枚なくても、大抵の人は分かりません。
では、人の顔で目が一つなかったり、鼻の穴が3つあったらどうでしょう?
😨
しかも自分に似せるとなると、さらにハードルが上がり、毎日自分で見ている顔なだけあって、イメージした姿と描いている姿とのギャップに苦悩することと思います。
そんなスーパーハードモードの「自画像」をどう描いていったらいいのか、解説していきたいと思います。
中学生が自画像を描く目的とは?
難しい自画像をわざわざ描かせるなんて「先生鬼畜ですよ」と声が聞こえてきそうです(笑)
でも、重要な意味があります。
中学生という時期は、大人になる一番大切な段階です。
「私は一体どういう人間なんだろう?」
と自分自身にあらゆる手段で問いかけています。
例えば反抗期で、親と喧嘩し、自分の価値観を確立していきます。
中学生、特に3年生になると自分で自分の将来について必ず考えるはずです。
自分が何をしたらいいのか分からない。考えたことない
自分ってどういう人間か知らない
ぼんやりとやりたいことはあるけど、よくわからない
自分のことを分かっている人なんて、ほとんどいません。
大人でもそうです。
でも、自分を見つめることによって、本当の自分に近づけるはずです。
めんどくさ。自分のことなんてどーでもいいじゃん。別に、たかが美術の授業でしょ?
という声も聞こえてきそうです。
でも、自分を知らないことは「自分が辛い」思いをする経験に出会いやすくなります。
この話は深すぎるので、どこかで扱いたいと思います。
自画像の描き方の手順
自画像で「似せる」という点で考えたら、「バランス」が重要になると思います。
目、鼻、口、眉毛のパーツの成り立ちは、さほど他人と差はないように思えます。
嘘だ~!鼻が大きい人や目がぱっちりな人色々いるよ
確かにそうですよね。
細かく見ていくと、鼻の筋が通っている、鼻の穴が小さいなど、人それぞれの差異があると思います。
基本的に「バランス」で見ていければいいのかなと思います。
自画像のポイントとして、パーツごとにじっくりと観察して描き、その後でバランスに注意しながら顔を描くのが良いと思います。
では、実際に描いていきたいと思います。
目を描こう
作品の中で最も大切な部分は目だと思います。
完成形を見ると、うわぁ…難しそう。と感じるかもしれませんが、順を追って描き方を説明します。
ありがちな表現↓
立体的に描こうとするなら、アーモンド型で、全力で見開いた目は不自然です。
瞳が欠けることなく、まんまるに見えるとは、よっぽど目を開けない限りありえません。
ですが、中学3年生の生徒さんでも、このエジプト壁画のような目の描き方をする子が多いんですよね。
①お手本をよくみて、目の輪郭を描いてみましょう。
②黒目の部分を描きます。この時エジプト壁画のようにならないように気をつけてください。
③目の光、瞳孔を描きます。
④暗いところを見比べながら描き入れましょう。瞳孔、白目との境目、目尻、まぶたの影を濃く描きました。
⑤濃い部分の境界線をグラデーションを意識しながら、馴染ませていきます。
⑥白目の部分や目頭を描き入れましょう。目は球体だという意識をもって、曲線で表現していきます。
⑦まつ毛を描きます。本数や向きは適当でいいんですが、生え際だけはしっかりとみて描いてください。
眉毛を描こう
①まずは下の眉毛から描きます。
②上の眉毛を描いて、下の眉毛とぶつかって下に下がっていくイメージで描きましょう。
唇を描こう
唇の膨らみを意識して描いていきましょう。
①唇の境目の影を線でかきましょう。この時↓のように、くちびるのとんがった部分のプックリ感を線で表現しましょう。
②くちびるの形を意識しながは、曲線を何本も描いていきます。
③下のくちびるも膨らみを意識しながら描きましょう。
④すごーく薄くくちびるのピンクの部分の境界線を線で描きましょう。
⑤隙間をどんどん埋めていきます。くちびるの膨らみを意識することを忘れずに。
⑥くちびるにできた影をグラデーションを意識しながら描いていきましょう。
鼻を描こう
①鼻の穴と鼻の頭の下部分を描きます。
②鼻の穴と鼻の頭にできた影を、むちゃくちゃ慎重に!うすーく描きます。
③鼻の形を影をつけながら描いていきます。絶対に薄く描く!
※鼻すじや、鼻の穴の横を強く描いてしまうと、こんな絵になってしまいます。
顔全体のバランスを見よう
ひとつひとつのパーツが描けたら、あとはバランスだけ!
どこに目をどれくらいの大きさにしたら良いのかをよく見て描きます。
①顔の大きさを卵のように描きます。顔の真ん中に線(正中線)を描き、目の位置を横線の目印を描きます。
②目の大きさ、位置を決めます。鼻の位置、口の位置も線で印をつけます。
③練習した事を思い出しながら、目を描きます。
④鼻を描きます。
⑤うわくちびるを描きます。
⑥今回は笑っているので、歯を描きます。しっかり描く必要はありません。もし、難しかったら、閉じてる方が簡単です。
⑦眉毛を描きます。
⑧髪の毛の生え際を描いていきます。
⑨髪の毛全体を描きます。
⑩明暗を全体につけていきます。
中3【美術】「自分をみつめて」どう表現する?
自分の個性をもっと引き出したい!どんな表現方法があるのか説明していきたいと思います。
自画像の目標を知ろう
中学3年生の美術の教科書を見ると目標は以下のように書いてあります。
どんな自画像の表現があるのか?
自画像といえど、色々な構図(入れ方)があります。
どの構図が自分のイメージしている自画像に近いか考えてみましょう。
顔を全力で描く!顔が大きい分、細部までのこだわりが欲しそうですね。
ちょっと例の大差なくて、ごめんなさい🙇♀
描くことが増えるので、授業内に終われるように計画的に進めてくださいね。
他にも少し紹介します。
人が載ってたら、それは自画像です。
教科書や資料集をじっくりみて、何かピンとくるものを見つけてみてください。
まとめ
中学の自画像を通して、自分を見つめるよいきっかけになると思います。
美術は自己表現の連続です。
中学生の中には、目先の利益(受験やテストや9科の総計)だけにとらわれ、美術の授業をさほど真面目に考えない子もいます。
自分を知り、自分を表現することは生きる源になると思います。
自分が何が好きで、何が嫌いなのか…
これぐらいなら、答えられる中学生は多いですが、それすらも悩む中学生もいます。
自分が何が好きなのか知ることで、その後の人生楽しくなりそうじゃないですか?
同様に、自分がどんな人間、性格、夢をもっているのか知ることが、人生において非常に重要になります。
たかが自画像かもしれませんが、奥は深いです。
中学3の自画像で自分のことを知るよいスタートになることを祈っています。
ぜひ素敵な自画像を描いてくださいね。
それでは、「中3【美術】自画像の描き方!「自分を見つめて」どう表現する?」はここまで!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます✨
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