迷い鳥を保護したら、どうする?
私の父が公園でセキセイインコさんを発見しました!今は、元気いっぱいに暮らしている保護鳥「そらまめ」ちゃんですが、ここまでくるには、いろいろなことをしてきましたので、もし、鳥さんを保護した人の参考になればと思います!
インコは野生で、生きていくことは不可能
ペットとして飼われていた鳥は、野生で生きていくことは不可能です。ですので、飼える飼えないにかかわらず、保護していただけますように、よろしくお願いいたします。みやぞんさんの言葉をかりると「命だけ拾えばあとはどうとでもなる!」愛犬ラブちゃんを拾ったときの言葉ですが、飼える飼えないは二の次で、どうか、保護してください。
インコちゃんの保護の仕方
①インコちゃんの視界にゆっくりと入る
②優しく、「こんにちは~!」と声をかけてみる
③落ち着いているところが確認できたら、下からそ~っと、人差し指を足元までもっていく
④見事乗ったら、ゆっくりと、室内に入る。父の場合は車でした。
インコちゃんを室内に入れることができたら、これで一安心です!
<保護鳥そらまめちゃん四コマ>
外にいるインコちゃんは自分ではどうすることもできないです。ですので、まずは、助けてあげてほしいです。
インコちゃんをケースに入れよう
一人ですべてやるのは大変ですので、可能でしたら誰かひとり手伝ってもらうと安心です。
ベストはキャリーという小さな鳥かご
それか、普通の鳥かご。鳥を飼っていない場合、ないことがほとんどです。なければプラケース(プラスチックの水槽)それもなければ、段ボール&タオル(ふたをするため)でも、とりあえず、OKです。一人の場合は、車だったら、車にインコちゃんを置いていき、持ってきた入れ物に入れるのが安心です。お店などの場合は段ボールでも箱でもいいので、もらってください。
ちなみに、鳥かごはホームセンターでほぼ売っています。
インコちゃんにご飯をあげよう
できれば、ご自宅に直行していただき、インコちゃんを完全に保護できた状態で、必要なものを買いにいってください。帰り道にホームセンターによって、インコちゃんを車に放置しては絶対にいけません。
一心不乱にご飯を食べる保護鳥さん。
やはり、穂は食いつきがよい。
自然界では、ペットであったインコちゃんが食事をまともにとれるわけがありません。絶対おなかをすかせています。
まず、ごはんを食べてくれるかが最初のジャッチポイントになると思います。
様子を見て判断しよう
小鳥が確実に診れる動物病院に連れて行こう
時間の速度は人と同じではない
もし、あなたが本当に、この子を救いたいと思ってくれるならば、小鳥が確実に診れる動物病院にすぐに連れて行ってください。
先に伝えておきたいと思いますが、病院に連れて行けば、確実にお金がかかります。ですが、その1回の病院が保護鳥さんの寿命を大きく左右することは間違いないです。
鳥が診れる病院とは?
ホームページに小鳥とかいてあっても、実際に連れて行ったら、手でもつこともできない獣医さんもいて、あきれた経験があります。でも今の時代は、大丈夫!保護した鳥さんの種類にもよりますが「インコ 動物病院」と検索して、口コミをみて、本当にインコが診れる病院なのか確認をしてください。もし、なかなか見つからないようでしたら、私は、動物病院さんに電話して、「セキセイインコをみてもらえますか?」と聞くと、答えてくれますし、診れない場合は、「診れる病院を教えてください」というと、さすが命を救う先生です。教えてくださいます。
病院では何を診てもらう?
基本的には、先生に任せればいいと思いますが、私は以下のことを聞きました。
①迷い鳥を保護したが、フンの状態も悪く、寝てばかりいるので、検査してほしい
②次はいつ来たらいいのか。また、すぐに来なければならない状態とはどんな状態のことか
保護鳥「そらまめ」ちゃんは、胃腸炎からくる血便だそうでした。お薬を1週間ほどもらいました。初診料2000円と、検査代とお薬代で4000円の6000円でした。
そらまめちゃんの体重は34グラムでした。ですが、31グラムになったら、また来てください。とのことでした。
治療中に気を付けること
①規則正しい生活をさせる…夜は18時くらいには暗くしてあげてください。ごはんも、できれば、毎日入れ替えてください。
②おやつを入れてあげて体重減少を防ぐ。粟穂をいれてあげました。
③毎日清潔にしてあげる。お掃除をしてあげがてら、フンの状態を見てほしいです。
④体重をはかりましょう。
⑤気温を28度ぐらいに保つ・・・私は仕事をしていてずっと家にいるわけではないので、エアコンをかけました。28度なんて、全然電気代かからないです。
キッチンスケールで測れます。ホームセンターで1000円くらいで売っています。
その子に合わせた対応をしよう
そらまめちゃんの体重は、みるみるうちに減っていきました。正直、このまま虹の橋を渡ってしまうんじゃないかと思っていました。31グラムのラインはすぐに来てしまい、もう一度病院に行き、レントゲンを撮ってもらい、「甲状腺の腫れ」がわかりました。お薬を変えてもらいました。
そらまめちゃんに、何とかごはんを食べてもらいたくて、おやつの種類を増やしたり、手で上げてみたり・・・手で上げるのは効果的で、よく食べてくれました!
どうやら、そらまめちゃんは人が好きなインコちゃんのようで、人がいないことが寂しいのかなと思い、
音楽を鳴らしたり、テレビをつけたりしました!
あとは、私自身がそらまめちゃんにとって信頼できる存在になることが大事なのかな?と思い、朝と夕方の短い時間ですが、やさしく声をかけたり、放鳥したりしました!
心を開き始めて、体重が増えていきました
そらまめちゃんのほっぺたをなでなでするまで、そらまめちゃんは心を開いてくれました!
そこから、そらまめちゃんの体重はだんだん安定していきました。
鳥さんはよく「おしゃべり」をすると思いますが、