中一【美術】レタリングとは?明朝体とゴシック体の書き方とは?
美術なのに文字?って思うかもしれませんが、文字のレタリングは意図した形、色をしています。
意味が伝わるだけなら、文字の書体は一種類でいいのではないか?
そう思う人もいるかもしれませんが、そんな世界になったらどうでしょうか?
読みづらくなるぴ!adidasもAmazonも同じ書体だったら、個性がでないぴぃ!
レタリングで、感情、状況、ニュアンス…文字に様々な思いを表現することができます。
文字のレタリングは昔から今に至るまで長く親しまれてきた教材です。
なんと!文字の書体は次々と生まれ続けています。
きっとこれからも長く行われる授業だと思います。
今回は中学一年生や文字のレタリングを初めて学びたい人に向けた内容になっています。
実際にどうやってレタリングをしているのか、明朝体とゴシック体を例に画像付きで説明をしています。
多くの中学校で明朝体とゴシック体は美術の授業で取り扱うと思います。
レタリングはデザインの基礎的要素になるので、できれば中一の早い段階で習得できるといいですね。
無料プリントもありますので、ぜひこの記事でレタリングのスキルアップができたらいいなと思っています。
現役美術教師11年目です。レタリングは毎年中一の授業で実践しています。全国のレタリングに悩む中学生、上手くなりたい中学生を応援しています。
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中一【美術】レタリングとは?
レタリングは中一の美術の授業で扱うことが多い教材です。
実際私も中一の美術の授業で「漢字を絵にする授業」でレタリングを扱っています。
レタリングとは文字を美しく読みやすいデザインにすることを言います。
なぜ中一の美術でレタリングすることが多いのか。
もしポスターを描く題材を扱いたい場合、文字を入れることが多いですよね。
標語を書く際に中一のうちに文字のレタリングはやっておきたいからです。
おそらく中学に入って初めて文字のレタリングをすると思いますので、ぜひレタリングについて中一でマスターしたいですね。
なぜ「永」を書くのか
必ずと言っていいほど「永」を書くと思います。
私も中一の美術の授業で「永」を真剣に書いた思い出があります(笑)
なぜ、「永」を書くかというと、「永」には文字を形作っている線や点筆遣いなどが「永」に含まれているからです。
これを永字八法と読んでいます。
練習で「永」が書ければ他の文字の応用もしやすいからです。
「永」は画数も少ないし、一見簡単そうに見えるのですが…いざ初めて書いてみると、そっくりに特徴を捉えてかくのは難しそうです。
レタリングをする際に気を付けて欲しい点は「文字の太さ」「他の部分との関係性をよく見る」ことです。
見る視点を増やし、見本をよく見て書きましょう。
明朝体とゴシック体の特徴とは?
日本でよく使われている書体は「明朝体(みんちょうたい)」と「ゴシック体」です。
おそらく多くの中一のレタリングの授業では明朝体かゴシック体を扱うと思います。
どうやったら上手くレタリングできるのか。
特徴を知ることがレタリング上達の近道です。
絵が描ける=理解している
ただ見て書くというよりかは、一画一画、どういう関係性になっているのか「部分と全体」をよく見て頭を使って書きます。
では、明朝体とゴシック体の特徴はどうなっているのか下にまとめます。
- 横画が細く、縦画が太い。
- 横画や曲がり角に三角形の山形のウロコがある
- はねたり、はらったり筆で書いた感じを様式化している
横画と縦画の太さの割合が1:3~5ぐらいになっているとメリハリがあってカッコよく見えます。
教科書の割合をみると細い線に対して大体5倍くらいになっています。
明朝体で難しいのは、はねやはらいだと思います。
はねは割と小さくなりがちなので、ダイナミックに書くように心がけましょう。
はらいはゆるやかに小さくなるように書きましょう。
急に細くなったり、太くなったりしないで、段々小さくなるように書きたいですね。
- すべての点画がほぼ同じ太さになっている
明朝体と違って太さにメリハリはありません。
文字が太いので新聞などで見出しに使われることが多いです。
明朝体とゴシック体の書き方とは?
明朝体とゴシック体の書き方は、特徴を最低限おさえて書いていきます。
見本をよく見て書きますが、見る視点が多いほど実は書きやすくなります。
書く用紙と見本の両方に同じ補助線を書き入れましょう。
レタリングをするときには必ず定規を使い美しい線を書くように心がけてください。
じゃあ、レタリングをしましょう!となると、ほぼ全員の生徒が書き順通りに書きます。
本来はどこから書いてもOKなんですが、最初に書くところは補助線や外側の輪郭線から近い(接している)ところから書くのがおすすめです。
補助線などから近いとその分、形が把握しやすく、最初に書いた部分を基準に見比べながらすべてを書き進めることができます。
どこから書いたら正確にかけるのか思考しながら書きましょう。
※配布・掲載・販売禁止 個人の範囲内でご活用ください
明朝体の書き方
美術の資料集では、まず骨組みを書き、そこから肉付けをしていく工程が紹介されています。
実はこの骨組み自体書くのが難しいです。
慣れたら骨組みも書けるようになると思いますが、最初は見本の輪郭線から書くのがいいのかなと思います。
プリントはこの記事からダウンロードできますので、よかったらお使いください。
このプリントの見本の補助線は縦と横しかありません。
レタリング辞典も縦と横しか補助線がありませんが、斜めと菱形状に補助線を書き、見る視点を増やしましょう。
明朝体を書いていみよう!
①外枠に接している部分から私は書き始めています!
②明朝体には曲がり角に三角のウロコがあります!はらいが自然な形の減少になるように心がけましょう。
③縦と横の割合に気を付けて書きましょう。
細いところが1なら、太いところは4,5倍くらいの太さにしましょう。
はねは大きめに書きましょう。
④角度が難しいので補助線を頼りに書きましょう。
⑤点は実は形が狂いやすいので私は最後に書いています。
⑥定規で直線を書き、修正しながらペン入れをします。
⑦中を塗って完成です!
ゴシック体の書き方
ゴシック体はすべての太さが同じように書きます。書き方の流れは明朝体と同じように書いています。
①隙間をよく見ながら同じ太さになるように意識して書きます
②平行を意識して書きます。
③形が狂いやすい箇所なので、補助線を頼りに書きます
④点を書きます
⑤定規を使って平行、垂直を意識しながらペン入れをしていきます
⑥中を塗って完成です
まとめ
絵は描くのが苦手意識があるけど、文字のレタリングは定規で長さを図ったり、直観的な要素が少なかったりするから好き!という中一の生徒も中にもいます。
逆に絵を描くのが得意だけど、人生初めてのデザインの授業で大苦戦!という中一の生徒もいます。
でも文字のレタリングは見て描く絵よりも、コツが明確で扱いやすい内容だと思います。
見出しや魅力的な文字の書き方が1つでもできると、自分の武器になると思います。
中学では明朝体とゴシック体を習うことが多いですが、文字の種類は数えきれないほどたくさんあります。
ですが、明朝体とゴシック体が一番すっきりしてシンプルに主張をしたい場合はストレートでいいと思います。
新聞をよかったら見て欲しいのですが、明朝体とゴシック体で作られていて、目から入る情報が邪魔をしません。
デザインの入門的存在が明朝体とゴシック体のレタリングだと思います。
これから中二、中三と発展的な内容になっていくと思いますので、ぜひ書けるようにしておきたいですね。
それでは「中一【美術】レタリングとは?明朝体とゴシック体の書き方とは?」はここまで!
最後まで読んでくださりありがとうございます!
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