中学で勉強についていけない時どうする?成績を上げる方法とは?
中学に入ってからすぐのテストは良かったのに、勉強についていけない…
部活動や習い事が忙しすぎて学校の授業についていけない…
気づいたら勉強についていけない…
そんなお悩みを持つ中学生や保護者の方に読んでもらいたい記事になっています。
現役中学校教師です!中学1年生から中学3年生までの担任を何回も経験しました。授業についていけないという悩みをこの記事で少しでも解決できればと思っています。
授業についていけない場合、放っておいても全く改善されません。
勉強するタイミングは授業についていけなくなったその時です。
後回しにすればするほど膨大な時間と労力がかかります。
小学校では楽しく元気に生活し、授業についていけなくてもさほど気にしなかったかもしれません。
しかし、中学で授業についていけない場合、それは進路に直結してきます。
中学3年間で勉強することで多くの可能性と道を開くことができます。
もちろん勉強はしなくても、仕事を選ばなければ仕事に就くことは可能です。
しかし、一度しかない人生、自分の好きなこともできず暮らすのはどうなんでしょうか?
この記事では、なぜ勉強についていけないのか理由を知り、何を改善し、どう頑張ったらいいのかをまとめています。
新たなスタートがこの記事で切れることを願っています。
中学で勉強についていけない時どうする?
勉強についていけない理由は様々あると思いますが、得策なのは「授業の受け方を工夫」することです。
学校にいる時間以上に勉強をする人はあまり多くないと思います。
毎日6時間目まで授業があるので、一日6時間も授業で勉強をしています。
家庭学習を増やすことも大切なのですが、一番良いのは授業の受け方を改善することです。
併せて、やってはいけない勉強方法についてもご紹介します。
次になぜ「授業についていけない」のか理由を6つ挙げました。
何個当てはまるか確認し、理由ごとの対処法をまとめています。
授業の受け方を工夫するのが最善
家庭学習では授業の理解をベースに勉強がスタートします。
授業でどの程度理解できているか、できていないかで大きな差となります。
自分自身がどのように授業を受けていますか?
やってはいけない勉強法
- 先生が黒板に書いたことだけうつしている
- 分からないことは気にせず、テスト勉強の時に考える
- テスト期間中は宿題をギリギリまでやっている(もしくは間に合わない)
では詳しく説明していきたいと思います。
先生が黒板に書いたことだけうつしている
授業なんて、先生が黒板に書いたことだけ写せばいいぴよね?
ノートを読み返して「意味が分からない」「なぜ重要なのか分からない」ということはありませんか?
授業ノートは「記憶を呼び起こすための道具」だと考えてください。
その時の空間、考えたこと、感じたことなど授業のイメージを呼び起こせるとベストです。
先生がどんなことを話し、どのページの何が大事だと話したのか、先生がどんな問いかけをし、自分や友達はどんな考えを持ったのか。
こと細かくノートに書きこみましょう。
そんなにノートにたくさん書いたら覚えられないぴ~
そう思う方も多いと思いますが、実は逆です。
記憶を呼び起こすヒントがいくつもあった方が実は覚えやすいんです。
つまらない?眠い?聞きもらさないようにノートに書いていれば、そんな暇はありません。
もし、あなたが内容が難しすぎて書き写せなかった場合、次の内容を実践してください。
分からないことは気にせず、テスト勉強の時に考える
分からないところって、すごく大切です。
自分が何が分からないのか探すまでにとても時間がかかります。
分からないところ=確実に成長できるポイント
悲しいことに人は忘れる生き物です。
せっかくみつけた分からないところも時間がたつほど頭には残っていません。
因数分解が分からなかったけど…何が分からなかったんっだっけ?
分からないところはすぐに質問する
授業中に先生がぐるぐるみんなの様子を見ているときに、それとなく手を挙げてみるのがおすすめ。
休み時間もいいですが、先生は次の授業の準備をしますし、中学生のみなさんも次の授業の準備をするので、実はあまりおすすめではありません。
休み時間に「先生、昼休み質問にいってもいいですか?」とアポを取っておくのがいいですね✨
先生に質問するといいことがたくさんあります。
先生に質問すると何がいいのか
- 自分の分からないところがすぐに分かるようになる
- 先生があなたの分からないところを知ることで授業内容が改善される可能性がある
- あなたの努力が先生に伝わる
授業をしている立場(先生)から言わせてもらうと、分からないところを教えてもらえると、こちらが勉強になります。
あの子ここが分からないって言ってたよな。次の問題のコレも難しいかもしれないから、解説を増やそうかな。
大体の授業の内容は全クラス同じですが、やはりクラスによってどこを詳しくするかは、生徒の様子で変わっていきます。
分からないところは確実に質問しましょう。
テスト期間中は宿題をギリギリまでやっている(もしくは間に合わない)
テスト勉強と言えばテスト範囲の宿題をただやるだけの中学生は多くいます。
間違ったところは大抵1回程度しか見ることはないと思います。
そうするとどういうことが起きるのか…
あーこの問題知ってて解けたはずなのに~
という中学生は良くいます。
間違えた問題を繰り返し勉強し、もう間違えなくなるまで繰り返し解くことが需要です。
テスト範囲の宿題を終わらせるのが最終目的では成績は伸びません。
勉強についていけない原因を解決する
あなたが勉強がついていけない理由はなんですか?
- 授業を真面目に受けていない
- 授業を真面目に受けているがついていけない
- 家庭学習をほとんどしていない
- 部活動が忙しすぎて、疲れて勉強できない
- 習い事が忙しすぎて勉強する暇がない
- 学校を休んでいて分からない
授業を真面目に受けていない・授業を真面目に受けているがついていけない・家庭学習をしていない
授業を真面目に受けていなくて勉強についていけない場合は本気になって数か月(ひと学期)ほどチャレンジしてみてください。
授業を真面目に受けているがついていけない場合は、勉強方法が合っていない、効率が良くない、勉強の手助けが必要なことが考えられます。
詳しくは次の項目を参考にしてください。
家庭学習をしなくて授業についていける人はあまりいません。
学年プラス1時間は勉強できるとベストです。
部活動が忙しすぎて、疲れて勉強できない
部活動に全力を注ぎ、他のことをおろそかにしてしまう中学生は多くいるように感じます。
部活動は中学3年生の8月頃までずっと忙しく、暇になることはあまりありません。
家でゆっくり勉強をするということはできないと思います。
より効率よく、少ない時間で集中できるかがポイントです。
厳しいことを言いますが、部活動の結果だけで高校に進学できません。
例え輝かしい結果があったとしても、一般受験した際に受かるほどの実力がなければ合格はもらいないのです。
部活動を続けるために、自由な時間を削る必要もあります。
もし、部活動が忙しすぎて情緒面(精神面)に悩みがあるようだったら、部活動をお休みするのも手だと思います。
中学生の中には部活動が厳しすぎて「学校に行きたくない」「小さなことにイライラして周りが許せなくなった」といった事例もあります。
本当につらいようなら、担任の先生や顧問の先生に相談し、一時的にお休みをし、今後どうするかを決めてもよいと思います。
多くの学校では「任意加入」です。
まだ全国の3割の学校が全員参加制をとっていますが、7割は自由参加です。
部活動では部活動でしか学べないこともありますが、親や先生の意見を聞き、よく考えて決断できると良いと思います。
習い事が忙しすぎて勉強する暇がない
習い事が忙しすぎて授業についていけない中学生も現にいます。
親や周りの期待もあって、言い出しずらいかもしれませんが、人生の主人公は自分自身です。
本当にあなたがしたいことは何なのか将来のことも考え、一番良い過ごし方をして欲しいと思います。
学校を休んでいて分からない
学校を休んでいて授業が分からない場合は、家に帰ってからの時間や長期休みの際に休んでいた内容や分からない箇所を勉強し追いつく必要があります。
中学で成績を上げる方法とは?
頑張りたいけど、どう頑張ったらいいのか分からない。
どうやって勉強したらいいのか分からない。
特に小学校を卒業し、中学1年生のテストに向けてどうやって勉強したらいいのか悩むと思います。
勉強の頑張り方をタイプ別にまとめたいと思います。
自分にあった勉強スタイルを確立する
基本的には前半でご紹介した授業の受け方を改善し、自力で努力できるのがベストだと思います。
後半の記事内容は授業だけは勉強が少し不安という人向けに、成績を上げる方法をご紹介したいともいます。
自分でコツコツ勉強できる人におすすめの勉強スタイル
参考書や問題集を買い、授業の内容にプラスαとして自分で勉強していくスタイルです。
書店やネットにたくさんの参考書、問題集は売っています。
難易度も色々あるし、分かりやすくまとめているかなど、本当に活用できる参考書なのか判断できる人に頼むのがベストだと思います。
学校によって差があると思うので、同じ学校に通っている先輩や卒業生、兄弟などに聞くのがいいと思います。
参考書のデメリットとしては自分のレベルに合っているか判断する人が必要なことや、自力で学習する力が問われることです。
リーズナブルに勉強ができるのはメリットだと思います。
参考書よりも、もっと中学生が分かるように工夫している通信教育もおすすめです。
通信教育は塾に行くよりも安く、通う時間もカットできるし、勉強スタイルとしては効率がいいです。
中学生が続けやすいようにポイントをためるとプレゼントしてくれる通信教育もあります。
ただ、コツコツ自力でできる人じゃないとあっという間にテキストはたまってしまう可能性があります。
人に教えてもらいながらやりたい人におすすめの勉強スタイル
通信教育だと溜めてしまう可能性がある場合は多くの人は塾に通うと思います。
当時私も中学生の頃は塾に通っていましたが…
授業料が高く、通う時間がかかり、親に申し訳ない気分でした。
塾も色々なスタイルの塾があります。
1対1、少人数制、大人数制があります。
昔の教え子で、授業についていけず、家で自力で勉強が難しいから大人数制の塾に行っていた子がいました。
でも、大人数では1人1人に目が行き届きにくく、分からないことも質問せずただ聞いているだけに状態に。
結局学校と同じように過ごしてしまっていたようでした。
少人数や1対1だったら生徒の苦手に対応した学習をサポートしてくれます。
でも、値段が高くなってくるのが心配ですよね。
オンライン塾・家庭教師
今はオンライン教育が盛んになり、質の高い教育を家にいながら学習することが可能になりました。
分からない箇所が自分の学年とも限らず、つまずきはずっと前にある可能性もあります。
その場合、学年を超えた全学年学習はとても効果があると思います。
1対1の塾や家庭教師でないと対応できない細かい部分もオンライン教材やオンライン家庭教師も比較的安く利用できます。
指導に使うタブレットを貸し出してくれるところもあったり、スマホOKだったり、Wi-Fi環境を整っていれば初期費用も抑えて受講できます。
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まとめ
勉強についていけないことは恥ずかしいことなんでしょうか?
そんなことは決してありません。
誰でも苦手なことはたくさんあります。
恥ずかしいこととは、嘘をついたり、やるべきことから逃げてしまったりすることだと思います。
勉強は辛くて、嫌なものだと思っているかもしれませんが、それは「分からない」ことが原因です。
授業の内容がわかるようになり、勉強についていけるようになると自然と勉強が苦痛ではなくなります。
人にはペースがあります。
ちょっと自分は人よりも覚えるのがゆっくりだな、計算が苦手だなとわかったら、それを補充するために努力することが大切です。
自分を育てるのは親でも先生でもなく、自分自身です。
中学を卒業したらいよいよ本格的な「自立」の準備です。
自分の人生です。
何をして生きていきたいのか、どんな仕事をしたいのか、そのためにはどんな努力を今したらいいのか。
目的が明確な人はいつも忙しく、楽しく輝いていると思いますよ。
勉強についていけなくなったら、ついていけるように努力すれば確実に成長します。
中学生という輝かしい時代を生きるあなたを応援しています。
では「中学で勉強についていけない時どうする?成績を上げる方法とは?」はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございます。